柴犬の毛色は何種類?赤・黒・胡麻・白と犬種標準の違いを解説
更新日:19 時間前
柴犬といえば、赤茶色の毛に白い胸元、くるりと巻いたしっぽを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
実は、柴犬の毛色には赤だけでなく、黒や胡麻(ごま)があり、白っぽい毛色の柴犬も存在します。
ここでややこしいのが、「柴犬は3色」「4色」「5種類」など、紹介する場所によって数字が異なることです。これは主に、一般的な呼び方と犬種標準の区分の違いによるものです。
この記事では日本犬保存会とジャパンケネルクラブ(JKC)の公式資料をもとに、毛色の違いと「裏白(うらじろ)」を解説します。

結論|柴犬の毛色は「3・4・5」で数え方が違う
数え方 | 区分 | 意味 |
主な3種類 | 赤毛・黒毛・胡麻毛 | 日本犬保存会が紹介する主な毛色 |
一般的な4つの呼び名 | 赤・黒・胡麻・白 | 主な3種類に、実際に存在する白毛を加えた呼び方 |
JKC標準の5区分 | 赤・黒褐色・胡麻・黒胡麻・赤胡麻 | JKCの柴犬種標準に記載された毛色 |
日本犬保存会は、主な毛色として赤・黒・胡麻を挙げ、白毛の柴犬も少数存在すると説明しています。
一方、JKCの標準に白単色は列挙されていません。「白い柴犬がいる」ことと「公認毛色に白がある」ことは別の話です。
赤柴(赤毛)|柴犬らしい赤茶色の毛色
日本犬保存会によると、日本犬の世界では茶色の毛色を「赤毛」と呼びます。実際には、オレンジがかった茶色から濃い赤茶色まで、見た目には個体差があります。
日本犬保存会は、赤毛が80%くらいを占めると紹介しています。ただし、公開ページには調査年や対象頭数が示されていないため、厳密な最新統計として扱う数字ではありません。
黒柴(黒毛)|「四つ目」と裏白の対比
黒柴は、黒い被毛が目立つ柴犬です。ただし、全身が真っ黒一色とは限りません。
日本犬保存会は、目の上にある明るい斑点を**「四つ目(よつめ)」**と紹介しています。胸元やお腹、脚の内側、しっぽの裏側などには白っぽい毛も見られます。
JKCの正式な区分名は「黒褐色」です。写真では黒い部分だけでなく、顔の模様や胸元、脚も確認しましょう。
胡麻柴(胡麻毛)|赤と黒などの毛が交じる
日本犬保存会は胡麻毛を、赤毛に黒毛が混ざった色合いとして説明しています。
JKCの犬種標準では「胡麻」に加えて、黒胡麻・赤胡麻も列挙されています。
胡麻: 複数の色の毛が交じり合う毛色
黒胡麻: 胡麻系の中でも黒い毛の割合が多いタイプ
赤胡麻: 赤い地色に黒い毛が交じるタイプ
背中や肩、体側を見ると毛の混じり方が分かりやすいことがあります。ただし、写真1枚で正式な登録区分を確定することはできません。

白柴はいる?白毛の存在とJKCの標準は別
白い柴犬は実際に存在します。日本犬保存会は公式サイトで、白毛の柴犬も少数存在すると案内しています。
一方、JKCの柴犬種標準に列挙されているのは、赤・黒褐色・胡麻・黒胡麻・赤胡麻の5区分です。
白柴は柴犬ではないの?
白っぽい毛色という理由だけで「柴犬ではない」「ほかの犬種が混ざっている」と判断することはできません。
ただし、犬種標準で評価される毛色の条件とは分けて考える必要があります。血統や登録については、毛色だけで推測せず、血統証明書や各登録団体の規定を確認しましょう。
毛色だけで健康状態や性格を判断することもできません。
柴犬の「裏白(うらじろ)」とは?白柴との違い
柴犬の毛色を理解するうえで重要なのが裏白です。
JKCは、犬種標準に記載した赤・黒褐色・胡麻・黒胡麻・赤胡麻について、すべて裏白であることを求めています。
裏白は、全身が白いという意味ではなく、体の内側などに現れる白っぽい毛の部分です。主な場所は次のとおりです。
口元の側面や頬
あごの下から首の下側
胸・お腹
脚の内側
しっぽの裏側
赤柴でも黒柴でも、顔や胸元に白っぽい毛が見られることがあります。
「裏白がある柴犬」と「白毛の柴犬」は同じ意味ではありません。

毛色を写真で見分ける3つのポイント
1. 自然光の写真で見る
室内の黄色い照明や逆光では、赤毛が濃く見えたり、黒い毛と赤い毛の違いが分かりにくくなったりします。明るい日陰などで撮った写真も参考にしましょう。
2. 顔だけでなく背中・胸・脚も見る
特に胡麻系の毛色では、背中や肩の毛の混じり方も大切な観察ポイントです。黒柴なら目の上の模様、胸元や脚の明るい毛も見てみましょう。
3. 写真の見た目と登録上の毛色を混同しない
子犬から成犬への成長や換毛、撮影条件などで毛色の印象は変わる場合があります。写真だけで毛色の正式区分や血統を判定せず、必要に応じて登録情報を確認してください。
毛色で性格や飼いやすさは変わる?
「赤柴は人懐っこい」「黒柴は落ち着いている」などの説明を見かけることがあります。
しかし、日本犬保存会とJKCの今回確認した資料は、毛色によって性格が決まるという根拠を示していません。
毛色だけで性格、しつけのしやすさ、健康状態を判断するのは避けましょう。犬自身の行動や健康状態、育った環境を確認することが大切です。
よくある質問
Q. 柴犬の毛色は結局、何種類ですか?
日本犬保存会が紹介する主な毛色は赤・黒・胡麻の3種類で、白毛の柴犬も少数存在します。そのため一般的に4つの呼び名で説明されることがあります。一方、JKCの標準では赤・黒褐色・胡麻・黒胡麻・赤胡麻の5区分です。
Q. 白い柴犬は本当に存在しますか?
はい。日本犬保存会の公式ページに、白毛の柴犬も少数存在するとの記載があります。ただし、JKCの犬種標準の毛色一覧に白単色はありません。
Q. 黒柴の眉毛のような模様は何ですか?
日本犬保存会は、目の上の白っぽい斑点を「四つ目」と呼んでいます。
Q. 裏白と白柴は何が違いますか?
裏白は頬・口元・胸・お腹・脚の内側・しっぽの裏などに現れる白っぽい毛のことです。白柴は体全体が白っぽい毛色の柴犬を指す一般的な呼び方です。
Q. 赤柴は柴犬の何%を占めますか?
日本犬保存会は「80%くらい」と紹介しています。ただし、公式ページに調査年や対象頭数は記載されていないため、厳密な最新統計としては扱えません。
Q. 毛色によって性格が違いますか?
毛色だけで性格が決まると判断する根拠は、今回確認した犬種標準にはありません。犬の個性や経験に目を向けましょう。
まとめ|3種類・4つの呼び名・JKCの5区分を区別しよう
柴犬には赤毛だけでなく、黒毛や胡麻毛があり、白毛の柴犬も少数存在します。
日本犬保存会が紹介する主な毛色は赤・黒・胡麻の3種類。JKCの標準では赤・黒褐色・胡麻・黒胡麻・赤胡麻の5区分です。
JKCの5区分には裏白が求められますが、それは体全体が白いという意味ではありません。
一般的な呼び方と犬種標準を区別すれば、「柴犬の毛色は何種類?」という疑問が整理できます。毛色の違いを楽しみながら、一頭一頭の魅力も大切にしていきましょう。
参考資料
公益社団法人 日本犬保存会「柴犬」https://www.nihonken-hozonkai.or.jp/shibainu/index.html
公益社団法人 日本犬保存会「日本犬標準の解説」https://nihonken-hozonkai.or.jp/standard/
一般社団法人 ジャパンケネルクラブ「柴」https://www.jkc.or.jp/breeds/shiba/






コメント